土地の買付証明書を出したのに返事がない…!その理由と対処法を体験談つきで解説

買付証明書って提出したあとの返事について、まとめました!

実際にわたしたちも、買付証明書を出してからすごくドキドキしていたのですが、日が経っても連絡が来ず、不安な日々を過ごしました

結果的に私たちはその土地を購入できたのですが、その間に感じたことや、調べたことがきっと同じように不安を感じている方の参考になると嬉しいです。

marie

なかなか良い土地に出会えない中、諦めて次の土地を探すべきか、返事を待っている間はやきもきしますよね…

目次

買付証明書(購入申込書)とは?

「買付証明書」とは、気に入った土地を「この条件で購入したい」と売主に伝えるための書面のこと。不動産会社によっては「購入申込書」と呼ぶこともあります。

この書類には、希望購入金額や支払方法、引き渡し希望日などが記載され、購入の意思表示として重要な役割を果たします。ただし、法的な拘束力はなく、あくまでも「この金額で買いたいという意思を示す」ためのものです。

とはいえ、これを提出した時点で“本気度”が伝わるため、売主や不動産業者からの対応も変わってきます。タイミングや内容によっては、他の買付希望者より優位に立つ可能性もあるため、戦略的に使いたい書類です。

「返事がこない」主な理由3つ

1. 売主がまだ決断していない

売主が個人の場合、意思決定に時間がかかることがあります。「誰に売るか」「価格や条件をどうするか」などを家族や関係者と相談していたり、他の申し込みも見ながら様子を見ているケースも少なくありません。

2. 不動産会社との連絡が遅れている

不動産会社の担当者が忙しかったり、売主とすぐに連絡が取れなかったりすることで、情報の伝達に時間がかかることがあります。繁忙期や休日を挟むと、1週間以上経っても返事がないことも。

3. 他に優先されている申し込みがある

「買付証明書は出した順が優先されるのか?」という疑問を持つ方も多いと思いますが、実際は売主の判断に委ねられます。

  • 条件が良い(現金購入、引き渡し時期の希望が合っているなど)
  • 購入希望額が高い
  • 信頼できる買主だと判断された

こういった要素が重視されることも多く、「一番手だから安心」とは言い切れません。

marie

わたしたちも買付証明書を出したのは早かったものの、現金購入者が現れて諦めムードに…

一番手でも油断できない?順位と優先権について

「一番手=購入確定」と思ってしまいがちですが、実際には以下のような理由で順番がひっくり返ることも。

  • 購入希望額が低い
  • ローン審査の懸念がある
  • 柔軟な対応が難しい(引渡し希望日など)

返事が遅いときの対処法

1. 不動産会社にこまめに連絡を入れる

しつこすぎない範囲で、定期的に状況を確認しましょう。「他にも検討している土地があるので目安が知りたい」といった伝え方なら、熱意を伝えつつプレッシャーをかけすぎずに済みます。

2. 他の申し込み状況を確認

すでに他の申し込みがあるのか、不動産会社に尋ねることで、今後の見通しが立てやすくなります。競合状況によっては、次の一手を検討する判断材料になります。

3. 有効期限の確認・設定

買付証明書には有効期限を設けられることがあります。「この日までに返事がない場合はキャンセル扱い」としておけば、だらだらと待ち続けることを防げます。

期限を記載していない場合でも、あらかじめ「いつごろ返答をいただけそうですか?」と確認しておくのがおすすめです。

買付証明書を出す前に準備しておくこと

  • ローン事前審査を通しておく(信頼感UP)
  • 土地に出せる金額をしっかり決めておく
  • 引渡し時期やスケジュールについても相談できる姿勢を示す
  • 「この土地が第一希望である」と気持ちを伝える

わたしたちの場合は、買付証明書を出すときに一緒に事前審査の結果を提出する必要がありました
もし良い土地が出たタイミングで事前審査がまだという場合は、ネット銀行であれば即日仮審査の結果がもらえるところもあるので、おすすめです!

marie

わたしたちは、住信SBIネット銀行で仮審査をしたよ!

わたしたちの体験談

すぐに申し込んだのに返事がない

私たちは、工務店の不動産事業部に土地探しをサポートしてもらっていました。ある日、不動産サイトに希望条件にぴったりの土地が掲載されたのを見つけ、その日のうちに買付証明書を提出しました。

「これで話が進むかも!」と期待していましたが、4日経っても返事がなく不安に…。不動産会社に確認したところ、「買付が殺到していて返事待ちの状態」とのこと。仕方なくもうしばらく待つことにしましたが、この“待ち時間”がとても長く感じられました。

現金購入希望者に押さえられ、諦めかけた

さらに1週間が経っても連絡がなく、再度問い合わせると「現金購入希望者がいて、そちらでほぼ決まりそう」と言われてしまいました。正式な断りの連絡はなかったものの、私たちはいったん気持ちを切り替えて別の土地を探し始めました。

その頃は、「ほかの土地の方が条件が良いかも」と自分に言い聞かせていたものの、やっぱり第一希望だった土地が忘れられず、モヤモヤした日が続きました。

奇跡的にチャンスが戻ってきた

ところがそれから数日後、他の土地を見学していたところ、不動産会社から「奇跡が起こりました!!」と連絡が…!

なんと最終的にその土地を購入できることになりました。

最終的に、返事をもらうまでには約2週間。体感的には1ヶ月ほど待ったような感覚で、その間は本当に落ち着かない日々でした。

marie

99.9%購入はできないと言われていたのでびっくり!
不動産事業部の担当者さんの対応が本当に早くて助かりました。

まとめ|返事がこないときこそ、落ち着いて対応を

買付証明書を出したあとの不安な気持ちは、経験してみないとわかりませんでした。
結局わたしたち施主にできることは多くありませんが、焦らず冷静に、不動産会社とこまめに連携しながら進めていくことが大切です。

わたしたちはラッキーだったと思いますが、返事が遅くても必ずしも購入できないというわけではありません!

この記事が、同じように不安を抱えている方の心を少しでも軽くできたら嬉しいです!

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この記事を書いた人

30代二人暮らしの夫婦が、注文住宅での家づくりにチャレンジ中。
ナチュラルでちょっぴりホテルライクなおうちを目指して、土地探しや間取りのことなど、日々あれこれ悩みながら進めています。
これから家づくりを考える方に、少しでも参考になったらうれしいです。

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